就職活動裏話(元採用担当者の本音)

東証一部上場企業の元採用担当者が就活の裏話をお届けします!

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その名も「あなたの会社もやっている新卒採用採用活動の裏側」です。

 

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配属の決め方

内定をとって、いざその会社に入社をするとなると気になるのは配属先ですよね。

 

では、どのように決めているのでしょうか?

 

ま、各社いろいろやり方はあるのでしょうが、基本的な判断基準として、

 

1学歴

2SPIの結果

3面接の結果(面接官の判断)

インターンシップの結果・・・参加していれば

5仮配属期間の勤務態度

6採用担当者の判断

 

ですね。

 

この中で重要なのは、学歴とSPIの結果、面接の結果です。

これらが高いと、きっと事務作業の仕事ができるとみられます。

そして、採用は人事部門なので、良い人材はさっさと人事が確保します。

 

つぎに、その他の部門ですが、あとは結構適当です。

 

SPIの点数、面接結果、採用担当者の判断で大まかな配属先を決めていくという段取りです。

 

結局よく分からないですから実際に仕事をしているわけではないので。

 

面接やリクルーターにアピールしたから大丈夫と思っている方、気を付けてくださいね。

コネ採用ってあるの?

よく巷でコネで入社したとのうわさが蔓延ります。

 

では、実際にどうなのでしょうか?

 

実は、コネ入社はあります。

 

特に、その会社の社長・副社長あたりの近しい親戚絡みやお付き合いのある企業の御曹司とかですね。

これに関しては、オーナー企業とかは関係ありません。

 

ただ、多少の下駄ははかすにしても、箸にも棒にもかからない人材の場合は、通常の企業であれば落とします。なぜなら落とすだけの理由があるからですね。

 

まれにその企業の部長さんクラスの紹介などもありますが、これについては通常通りに選考を実施して、合否をそっとその部長さんに本人に通知する前にお知らせして「顔をつぶさない」ようにするのがミソです。

 

でも、実際にコネ入社してもバレたときに周りの同僚からの評価や扱いが変わっていずらくなります。ましてや、辞めるとなったときにその紹介者の顔をつぶすことにもなりかねないので、あまりお勧めしませんね。

 

身体障がい者の方の採用ってどうなっているの?

実は、身体障がい者の方の採用って積極的になっています。

 

ただし、一部の方限定ですけど。

 

現在、法律で大きな会社は従業員人数の2%程度の身体障がい者の方を雇用しなければ罰金があります。ただし、それほど高額ではないので、多くの企業は罰金を支払っています。

 

中には障がい者の雇用に積極的な企業がありますが、その企業が欲しい人材と言うのは、実は「ろうあ者(耳の聞こえない方)」です。

 

ろうあ者の方は耳が聞こえない以外は健常者と同じ動きができます。

 

ですので、設備面で新たに追加する必要がありません。

 

車いすの方ですとスロープを新設しないといけないのでお金がかかりますしね。

また、精神障がいをお持ちの方も扱いに気を遣うので大変です。

 

なので、ろうあ者の方で仕事をできる方は条件が良い会社にジョブホップしているのが現状とのことです。

 

でも、身体障がい者の方々の給与ってほぼ最低賃金なんですよね。どうにかならないものでしょうか。

 

キチンとした仕事をしていただいたら、それなりの報酬は支払うべきだと。

面接官と老眼

面接官の年齢はたいてい30代~60代の方が多いですかね。

 

その中でも40代~50代がメインでしょうか。

 

実は、老眼は早い方ですと40代から始まります。

ですので、50代の方はだんだん老眼になって小さい字が見にくくなっていきます。

 

ですので、履歴書の字はフォントで言えば12以上の大きさのイメージで書くようにしましょう。

 

だいたい企業の資料の最小フォントの目安が12以上となっていますので。

 

それでも小さくて見えないという人もいるでしょうが、そういう方はちゃんと老眼鏡をお持ちですので心配ありません。

面接官が食いつく特技

面接のときによく聞かれる質問が、ガクチカですよね。

 

あと、面接官がよくする質問の一つに、特技の欄に記入してあることがあります。

 

ここで、普通に「サッカー」や「野球」と記入してもいいですが、おすすめは、あまりひとがやったことのないことややっている人が少ないことを書くと高確率で質問されます。

 

では、なぜこの戦法がいいのか。

 

それは、限りある面接時間を自分の得意な話題で占めることで面接官の印象を良くすることができるためです。

 

面接官も「さっきの学生は得意そうに、流ちょうに話をしていたな、論理的だったし・・・」と高評価になります。

 

訳の分からないフェルミ推定を解いて、その根拠を説明している時間よりもずっと有意義です。

 

そして、面接官も何人も面接していると飽きてきますので、面白い話題に飢えるんですよね。

 

なので、この「特技」の欄にあまり他の人がやったことのないこと、やっていないことを記入するといいんですよ。

 

でも、嘘はいけませんよ。そうした場合に逆にあなたがはまりますからね。

一次面接(グループ面接)の役割

大手の企業ほど学生の受験者数が多くなります。

 

事前に筆記試験で足切りをしてもそれなりの数が一次面接の対象になります。

 

その一次面接で、グループ面接を実施している企業に言える点。

 

それは、「面接の数をこなす」ということです。

 

つまり、「一人ひとり見ている時間と余裕がない」ということですね。

 

だって、単純計算すればいいんですよ。

 

個人面接:1時間に20分×3人を1日8時間で24人。

グループ面接:1時間に20分×3人×3回を8時間で72人。

 

その差、48人。

でも恐らく評価なんてできないでしょうね。

 

ましてや、グループ面接ですと一人当たりの時間が限られますし、中には時間を超過して話す学生もいるから参加する学生にとっては不公平です。

 

そして、1時間に9人もみていたら、特定の学生しか印象に残らないでしょう。質問内容もありきたりですからね。

 

なので、グループ面接は極端な話ぱっと見で良いか、悪いかの判断しかできないということです。