就職活動裏話(元採用担当者の本音)

東証一部上場企業の元採用担当者が就活の裏話をお届けします!

採用担当者ってどのように評価されているの?

採用担当者はどのように評価されているのでしょうか?

 

簡単に言うと、「量×質×コスト」です。

 

ではそれぞれ説明します。

 

1.量

   採用担当者は、経営陣と次年度の採用人数を前年の秋から冬くらいに

   ある程度おおまかに決めてから採用活動をスタートします。

   「だいたい100人くらいかな」

 

  その後、採用活動が進んでくる時期である3月~4月くらいにほぼほぼ

   採用人数を確定します。

 「やっぱり100人ね」

 

  そして、順次内定出しを実施し、100人に近づけるようにしますが、辞退等で

  なかなか100人に近づけるのが難しくなります。

 

   ここで問題なのが、100人と言われているので、100人から大幅に乖離することが

   許されない点です。

 

  100人と言われているのに、200人も300人も採用してはいけないですし、

  一方で50人や60人でも許されません。

 

  理想は、100人の採用に対して、110人を10月の内定式に確保しておいて、

  辞退や卒業できないなどの理由で減って、4月の入社時点で105人くらいですね

 

2.質

   この質に関しては、単純に「学歴」です。

  前年の入社者より学歴の高い新入社員が高ければ高いほど評価が高くなります。

 

  また、理系の企業によっては、特定の学科(例:機械系、情報系)の入社の

  割合が高いと評価が高くなります。

 

3.コスト

  これは、その年の採用活動にかけた費用ですね。

  より少ないコストで量・質をキチンと揃えることで評価が高くなります。

 

  特に、華やかそうな業界が多くのコストをかける傾向にあります。

 

 

  特に中小企業であれば採用業務以外にも他の業務があるため、それほど大きく

  評価に響かないかもしれませんが、採用業務を専門としている仕事をしている

  企業の担当者には大きく評価に関わります。