就職活動裏話(元採用担当者の本音)

東証一部上場企業の元採用担当者が就活の裏話をお届けします!

なんで多くの企業はSPIを使っているの?

SPIは大手の企業ではよく使われています。

そして、SPIは採点費用が高いんですよね。一人〇千円します。

 

では、なぜ多くの企業はSPIから変更しないのでしょうか?

 

それは、長い間使用しているから変更しずらい部分もあります。

変更しずらい理由としては、

足切りの基準の変化

②過去の実績(入社者・内定者)との比較

③SPIの情報量(リクルートの子会社が持ってくる

 

ですね。

 

そもそもこのSPIを変えるのに、採用担当者は多大な労力を注ぎ込まなければなりません。

 

それは、「人事部長や役員に筆記試験(SPI)を変更するために資料を作成してお伺いをたてないといけない」からです。

 

そして、その資料の中でSPIから変更するための「整合性と納得性」が必要なのですね。

 

つまり、

 

整合性・・・過去の入社者や内定者の成績と比較して遜色ないか。

納得性・・・SPIと比較して評価が遜色ないか。性格検査の内容はSPIと同等か。費用は?

 

ですね。

 

このときに、整合性を評価するのが難しいんですね。

SPIと新たに試したいテストを両方受験させないと評価できませんから。

そして、それだけの負荷を学生にかけると選考段階で辞退されてしまう可能性がありますし、単年だけでなはく複数年実施しないとその信憑性が判断できませんから。

 

なので、多くの企業がSPIを変えたいと思いながらも変えられないんですね。