その企業の面接官みたいになりたいか
面接の際に、話をする相手が面接官になります。
そして、面接官はその企業の代表者です。
つまり、その企業に入社した場合の将来のあなたの姿でもあります。
企業は面接官を選定しています。
そう、その企業に在籍していればだれでも面接官ができるわけではありません。
その企業で学生を見極める能力がありそうな、面接官としてふさわしい会社の代表者として選出しています。
ま、学生を見極めるというのは非常に難しいですが、「会社の代表としてふさわしい」というのはあるていどできます。
人柄、業績等々をみて面接官に任命しているということですね。
面接官の中でも「こいつ本当に大丈夫か?」という人もちらほらいますけどね。
そういう人に限って、「人を見極めること」に注力して、「自分がどうみられているか」を気にしていないんですよね。
若手社員の面接官
若手社員の面接官が出てくる企業があります。
はっきり言って意味が分かりません。
なんのために面接をしているのか。
20-30代前半ですと学生を「好き・嫌い」で判断してしまう危険性があります。
やはり、社会人になって様々な経験を踏んだ企業の管理職の方々に「この学生は自社でどのように活躍してもらえるかな」という視点で判断をしてほしいですね。
もちろん、最終面接に近くなるにつれて職位が上がってきますが、最初の方の面接で若手社員に不合格の烙印を押されてしまった場合は、「見る目がない会社だな」と思うようにしましょう。
面接官のレベルがその企業のレベル
面接の際に面接官と会いますが、その面接官のレベルがその企業のレベルです。
つまり、その企業はその程度の人間の集まりということです。
いくら外見がよい企業でも面接官がそれなりということは、中で働いている人間もそれなりということです。
一発当たったというきぎょうなのかもしれません。
逆に面接官のレベルが高い企業は、やはり中身もしっかりしています。
「企業は人」と言われているように、結局は「人」なんですね。
面接官の話し方、考え方、質問内容、理解度・・・。
あなたも面接官を面接するつもりで臨んでくださいね。
面接官は逆に「見破られないよう」気を付けましょう!
面接官もしんどい
みなさんは面接を受ける際、だいたい所要時間は20分程度だと思います。
そのために少し早く到着する、待ち時間を含めると約50分程度拘束されるのではないでしょうか。
では、一方で面接官はどうなのでしょうか?
実は、面接官はずっと拘束されます。
1時間に面接を2-3人詰め込まれ、8時間勤務であれば、1日16-24人の面接を行っています。
ただ面接をするだけではありません。
結構事前に準備が必要です。
だいたい以下のようなタイムスケジュールです。
①学生さんが入室前に履歴書やエントリーシートに目を通す。(2-3分)
②学生さんが入室し面接を実施(15-20分)
③学生さんが退出後に評価を入力する(5分)
①に戻る
を延々と行います。
結構しんどいです。
なので、ドタキャンされると喜ぶ面接官もいらっしゃいます・・・。
逆張り就活
人気企業には就活生も殺到します。
そんな中、逆張りして内定を狙う方法があります。
それは、男性・女性に人気のある企業を狙うということです。
つまり、男性に人気のある業界・企業を女性が受験する、または女性に人気のある業界・企業を男性が受験するということです。
最近、ダイバーシティ(多様性)を尊重する企業が増えてきましたので、女性の採用を重視する企業が増えてきました。
ですので、多くの企業が女性に対して門戸を広げているということです。ただし、女性の採用が増えているとはいえ、いまだに男性の採用数の方が多いです。
体感では女性の比率は30-45%くらいですね。
では、逆パターンではどうなのでしょうか。
そう、女性の人気の企業を男性が受験するということです。
実は、化粧品や下着メーカー等の企業は女性の人気が高く、受験者も女性が圧倒的に多いです。
ただ、こういった企業の採用担当者は「男性」を採用したいのです。なので、ハードルが若干低いです。
ですので、このような企業を男性が受験することで内定を取得しやすくなります。
面接官がしてはいけない質問
面接は密室ですので、何が行われているか当事者しか分かりません。
ただ、終わった後でネットなどに書き込みをされないように面接官は細心の注意を払うべきです。
実は、面接で質問してはいけない項目があります。
例えば、
①出自
②信仰宗教
③家族のこと
④容姿
⑤尊敬する人
⑥彼氏/彼女の有無
⑦性的な質問
等々です。
これらの内容の質問を面接官はしてはいけません。
もし、上記のような質問をされて、あなたが答えたくないときは「答えたくありません」と拒否して、その企業を引き続き受験するのをやめましょう。
このような企業は面接官の教育もしっかりされておりませんし、このようなレベルの人が働いているということが分かります。
そして、採用担当者や企業の窓口のメールアドレスに日時と面接官の名前、質問内容を明記し伝えましょう。
なので、面接内容を録音しておくことをお勧めします。
このような場合の証拠にもなりますし、後々面接の振り返りもできますからね。
浪人・留年は2年まで
よく就活はストレート(留年・浪人をしていない)が有利と言われています。
実は、それほど違いはありません。
面接のときに浪人期間については特に聞くことはありませんが、留年期間何をしていたのかは聞きます。
4年生のときの留年の原因は何なのかは確かめますね。
この時は、部活やサークル活動に力を入れていたので、単位が足りなくなったと言って、残りの時間は見分を広げるために旅行に行っていたと言えば特に問題はありません。
だれしも1年や2年くらいの寄り道はありますから。
ただ、浪人・留年で累計3年以上の寄り道はNGです。
そこそこ大きい企業ですと、3年以上の寄り道は敬遠されます。
これは、給与体系がシッカリしすぎているために起こる事象です。
つまり、給与体系が年齢とリンクしているがために3年以上浪人している人の給与が年次の浅い先輩社員より早く上がってしまうという矛盾が起きてしまうんですね。
これを避けるために3年以上の寄り道をした人を除外します。
もちろん、技術系の院卒の人はこの点はキチンと反映しているので安心してください。
あくまでも寄り道を3年以上している人が対象ですので。