就職活動裏話(元採用担当者の本音)

東証一部上場企業の元採用担当者が就活の裏話をお届けします!

女性の就職活動ってどうなの?

最近でこそダイバーシティ(多様性)社会が叫ばれ、女性の活躍場所が増えてきましたが、10年くらい前までは女性の採用はかなり軽んじられていました。

 

面接で男性5名・女性5名計10人会ったとしたら、面接官の方からたいてい

「女性のレベルが高いねー」と言われます。

 

序列をつけるとすると、

1番・・・女性

2番・・・女性

3番・・・女性

4番・・・女性

5番・・・男性

6番・・・女性

7番・・・男性

8番・・・男性

9番・・・男性

10番・・・男性

 

となってました。上位陣がほぼ女性ですね。

 

でも、このままでは、女性ばかりになってしまいますので、

面接通過者を面接官了承の上で男性4名、女性3名くらいに調整していました。

 

なぜ、このようになるのかといいますと、

「企業の採用担当者は長く企業で働ける”男性”の社員を数多く必要としている」

という会社の方向性からです。

 

企業の中には、男性の採用ができないから女性にシフトしたところ、

良い人材が採用できたということが数多くあります。

 

ただ、こちらはあくまでも中小企業の考え方ですので、大企業ではやはり

以前のように男性社員を数多く求めています。

 

ただ、女性が大企業に入る意外な方法があります。

それは、「逆張り」です。

 

特に女性に人気のある化粧品業界や旅行会社の企業の説明会では

女性比率が高いです。そして、こちらの企業はB to C 企業と言われ、

名前が一般的によく知られています。

※B to C = Business to Costomer

                  企業から直接エンドユーザーにアピールできる商材を持つ

 

一方、女性に人気の無い(なじみのない)企業である運輸・製鉄などの

B to B 企業は女性の応募者が少ないのでねらい目です

※B to B = Business to Business   企業と企業の取引が主

 

さらに、一部上場企業と言っても、新聞の株価の欄を見れば、聞いたことの

ない企業が数多く並んでいます。ここからよく調べてねらい目(将来伸びそうな)

企業を探してみる方法もあります。